副業ライターの始め方―初心者が3か月で月5万円稼ぐロードマップ

「自宅で副業を始めたい」

「文章を書くのは嫌いじゃない」

――そんな人にぴったりなのが、副業Webライターという働き方です。

Webライターってどんな働き方をするの?

Webライターの働き方
  • 自宅で自由な時間に働ける
  • パソコンで文字を打つことができれば特別なスキルは不要
  • 必要なものはパソコン1台だけ

このように、初心者が始めやすいのが副業Webライターの最大の魅力です。

とはいえ、「何から始めたらいいの?」「本当に稼げるの?」と不安に思う人も少なくないでしょう。

そこで今回は、完全未経験の人が【3か月で月5万円】を目指すロードマップをステップ形式でご紹介します。

私自身が通ってきた道をもとに、「こうしておけば良かった!」というリアルも詰め込みました。

副業Webライターを目指す方にとって、このロードマップが”最初の一歩”を踏み出す手助けになれば幸いです。

目次

副業Webライターってどんな仕事?

副業Webライターとは、会社員や主婦など本業を持ちながら、スキマ時間に文章を書くお仕事です。

どんな文章を書くの?

副業Webライターの主なお仕事
  • SEOメディア記事(例:「転職サイトの選び方」「ふるさと納税おすすめランキング」など)
  • 体験談・クチコミ(例:「実際に使ってみた化粧水の感想」など)
  • コラムや解説記事(例:「新NISAの仕組みをわかりやすく解説」など)

インターネット上で見かける記事のほとんどが、Webライターのお仕事の対象となります。

また、最近ではYouTubeやTikTokなどの動画SNS用のシナリオライティングも需要が高まっています。

よくYouTubeやTikTokを見る人は、シナリオライティングの方がとっつきやすいかもね。

副業Webライターのお仕事は、クライアントから依頼されたテーマに沿って、わかりやすい文章を書くのが主な役割です。

文字単価は0.5~1.0円スタートが多く、慣れてくると2円以上も可能になります。

初心者で自信が無いからと「0.5円以下」のお仕事に応募してしまうと、疲弊するばかりで稼げない泥沼にハマってしまうので、安すぎる案件には注意しましょう。

Webライターとして扱うジャンルは多岐にわたります。

美容、健康、金融、不動産、転職、教育、ガジェット、育児など、自分の得意分野が活かせる場面も多く、反対にたとえ知識ゼロだったとしても、丁寧にリサーチをすることで記事を作り上げることは可能です。

また、副業Webライターはお仕事の時間と場所を選ばないのも大きな魅力。

平日は本業が忙しい人でも、夜や週末の数時間で作業できるので、無理のない副業スタイルが実現可能です。

副業Webライターの魅力として、文章を書くことで得られるやりがいも見逃せないポイントです。

文章を書くことが好きな人にとっては、「書くのが楽しい!」ということはもちろん、さらに自分の言葉が誰かの役に立ったり、「この記事わかりやすかった!」という感想をもらったりすると、モチベーションが大きく上がります。

自分が発信した情報が誰かの悩みを解決する――そんな実感を得られるお仕事です。

副業Webライターは、パソコンとネット環境さえあれば、今日からでも始められる”現実的な副業”です。

始めるハードルが低く、頑張り次第でしっかり収入につながる魅力的な選択肢ということが伝わったでしょうか?

ステップ①0~1か月目:準備と基礎スキルを整える

副業Webライターの最初の一歩は、「クラウドソーシング」への登録です。

SNSやブログなどでお仕事を募集しても良いですが、なかなか直接連絡をもらうことは難しいです。

すぐにお仕事を始めたい場合は、クラウドソーシングに掲載されている案件に応募することが一番の近道だと言えるでしょう。

おすすめのサイトは以下の2つ。

  • クラウドワークス
  • ランサーズ

クラウドワークスは登録者数が多いため、案件の数も多いです。

初心者でも応募しやすい案件が多い一方で、規約を守らないなど悪質なクライアントもしばしば居ることに注意が必要です。

ランサーズはクラウドワークスと比べると案件数が少ない印象がありますが、運営がきちんとしているため、規約を守らないクライアントの数は少なく感じます。

ただし、ランサーズは実名や顔写真の登録をすることが重要(必須ではありません)なため、会社に副業がバレたくないなど、抵抗感のある方はやや不利に働きます。

一方で、実名や顔写真を登録できると信頼が一気に上がりますので、初心者でも案件を獲得しやすいとも言えます。

プロフィールを作り込む

クラウドソーシングに登録したら、まずはプロフィールを作り込むことが案件獲得への第一歩です。

プロフィール文は履歴書のようなもの。未経験でも信頼してお仕事を依頼してもらうには、誠実なプロフィールを書くことが大切だよ。

プロフィールに盛り込むべき内容
  • お仕事への意気込み
  • 気軽に相談してもらえるよう促す文言
  • これまでのお仕事経験(Webライター以外のお仕事も)
  • 経歴(学歴や資格取得歴など)
  • 趣味や特技

お仕事の依頼が来やすくなるポイントが2つあります。

  • プロフィール冒頭に「まずはお気軽にご相談ください」といった文言を記載する
  • プロフィールの最後に「不確定な状態でも、お気軽にご相談ください」といった文言を記載する

プロフィールの最初だけ見て判断する人もいれば、最後まで熟読して判断する人もいます。

「気軽な相談」をOKにしておくと、正式に仕事を依頼するかどうか不確定な状態でも、お仕事の相談が来やすくなります。

来たメッセージには丁寧でなるべく素早い返事をすることで、未経験でも信頼されやすくなり、お仕事の依頼へとつながります。

まずは「数をこなす」ということを目標に行動する

プロフィールが完成したら、初月は「とにかく数をこなす」ということを目標に活動していきましょう。

最初から高単価案件を狙っても、実績がある他の人が選ばれてしまいやすいです。

そのため、まずは実績作りのために、低単価な案件や簡単なタスク案件に応募して、”納品→評価を得る”という流れを作ることに集中しましょう。

クラウドソーシングサービスには、実績やクライアントからの評価がプロフィール画面に蓄積されていくため、まずは実績をたくさん作ることで、「この人にお仕事を任せても大丈夫そう」と思ってもらえるようになります。

初月はこのような案件を狙うのがおすすめです。

  • クチコミ投稿(300~500文字)
  • 簡単な体験談
  • リライト(指定された記事を読みやすく整えるお仕事)

こうした案件の報酬は数百円と休めですが、納品完了で得られる「実績」と「クライアントからの評価コメント」が、次のステップへとつながります。

並行して文章力を磨く

また、この時期には文章力を磨くための勉強も並行して行いましょう。

  • 読書(新聞のコラムやエッセイ、商業出版の小説など)
  • noteやブログを始めて、自分でアウトプットの場を作る
  • 「文賢」や「PRUV」などのライティング補助ツールを活用する
読書をする上で注意したいこと

ただ一口に「読書」と言っても、さまざまな質の「読書」があります。

「小説家になろう」などの小説投稿サイトの小説は、文章力を磨きたい段階では読まないようにすることが重要です。

プロの編集や校閲を受けていない文章は、言葉の誤用や文章のリズムが悪いことが多く、質の悪い文章が自分の中にインプットされていってしまいます。

文章力を磨くための読書をする際は、素人の文章ではなく、プロの文章を参考にするように心がけてください。

また、Webライターとして記事を書くにあたって、必要となってくるスキルはWebライティングの指南書を読んで身につけると良いでしょう。

著:マクリン(新井涼太), 著:サンツォ(吉岡智将)
¥2,156 (2025/08/10 03:06時点 | Amazon調べ)

上記の本の著者は、どちらもWebライター向けのオンラインサロンを主催している、有名Webライターです。

私も佐々木ゴウ先生の「ライター組合」というオンラインサロンに入会して、ライターとしての初歩を学びました。

いきなりオンラインサロンに入るのはハードルが高いと思うので、まずは本を読んで勉強すると良いでしょう。

この時期は「書くことに慣れる」ことと、「受注から納品までの流れを覚える」ことが最大の目標です。

焦らず、一つ一つの案件に誠実に向き合いましょう。

ステップ②1~2か月目:信頼を積み重ねて継続案件を掴む

この時期は「信頼構築」と「継続案件の獲得」が大きなテーマです。

本業・副業関係なく、Webライターにとっては短期的な収入よりも、長く付き合えるクライアントとの関係作りが重要です。

短期の案件ばかりになってしまうと、収入が安定せず精神的に追い詰められやすくなります。

それでは、どうすれば信頼されるWebライターになれるのでしょうか?

信頼作りの5つのポイント

  1. 納期を必ず守る
    • 納期を守るのは当然と思われがちですが、これができていない人は意外と多いです。納品が早いと「安心して任せられる」と信頼されやすくなります。
  2. 返信は早く・丁寧に
    • メッセージへのレスポンスが遅いと、それだけで相手に不安を与えてしまいます。たとえ即答できなくても「○時までに回答します」と伝えるだけで、印象はグッと変わります。
  3. 誤字脱字をなくす
    • 初心者こそ、文章の丁寧さにはこだわりたいところです。特に誤字脱字は注意をすればなくせるものなので、文章が拙くても、誤字脱字が無いだけで「仕事の丁寧さ」は伝わります。納品前に必ずチェックツール(例:日本語校正くん)で確認をしましょう。
  4. 修正依頼には前向きに応じる
    • 指摘されたら「申し訳ありません」ではなく、「ご指摘ありがとうございます!」とポジティブに対応することが大切です。指摘をする側も気まずさを覚えていることも多いので、指摘をポジティブに受け取ってくれるWebライターは重宝されます。
  5. 報連相を徹底する
    • 遅れそうなとき、疑問があるときは事前に相談する姿勢を。一人で抱え込まず、すぐに相談してくれる人はクライアントも安心してお仕事を任せることができます。

このような姿勢が積み重なることで、次第に「この人なら大丈夫」と信頼を得られるようになります。

文章力に自信がなくても、人としての対応力があれば、継続依頼は充分狙えます。

継続案件の取り方

では、信頼を得たあと、どのように継続案件につなげれば良いのでしょうか?

ポイントは3つあります。

  1. 納品時に一言添える
    • 「もし今後また必要な記事があれば、ぜひお声がけください!」という一言が意外と効きます。
  2. こちらから提案する
    • 「このジャンル、他にもこういった記事も書けます」と提案すると、案件の幅が広がります。
  3. 丁寧なフィードバック返信
    • クライアントからのフィードバックには「ご確認ありがとうございます。今後、同様のミスをなくせるようきちんとチェックいたします」といった返信で、真摯に対応していることが伝わります。

特に、納品後の”あと一手”が継続依頼を引き寄せる鍵です。

ステップ③2~3か月目:時間管理と収入の最適化

3か月目になると、作業にも慣れてきて「もっと効率良く稼ぎたい」という気持ちが芽生えてきます。

そこで意識したいのが、時間の使い方です。

時間管理術①ポモドーロ・テクニック

ポモドーロ・テクニックとは、「25分作業+5分休憩」を1セットとし、集中力を維持する方法です。

これを4セット繰り返した後は長めの休憩を挟みます。

「集中しやすく、疲れにくい」と好評で、ポモドーロ・テクニックを取り入れているフリーランスの人は多くいます。

ポモドーロタイマー」などのWebアプリで簡単に取り入れることができます。

引用:「ポモドーロタイマー

時間管理術②タスク分割

執筆作業を

  1. 構成案作成
  2. リサーチ
  3. 本文執筆
  4. 推敲

の4つに分け、それぞれに時間を割り振ることで、メリハリを付けて作業ができるようになります。

先程のポモドーロタイマーで管理をするとさらに効果的です。

時間管理術③執筆時間の記録

1記事にかかった時間を記録しておくと、「どのジャンルが得意か」「どれくらい稼働すれば月5万円に届くか」が見えてきます。

執筆時間を記録するには、「Toggl Track」がおすすめです。

サイトは英語表記ですが、日本語で登録することができます。

クライアントやプロジェクト単位で時間を管理することができるので、自分がどれだけ頑張ったのかを後から振り返る際もとてもわかりやすいです。

また、稼働時間だけでなく「疲労感」も重要な指標です。

自分の集中しやすい時間帯(朝・夜など)を見つけて、無理のないルーティンを作っていきましょう。

【まとめ】月5万円は、手の届く”現実的な目標”

副業Webライターは「文章を書いてお金をもらう」というシンプルでわかりやすいお仕事です。

しかし、その裏には「丁寧な対応」「信頼関係の構築」「継続的な努力」が求められます。

この記事で紹介してように、

  • 最初の1か月で”書くこと”と”納品の流れ”に慣れる
  • 次の1か月で”信頼”を積み重ねて”継続案件”を得る
  • 3か月目で”時間管理”と”案件選び”を見直して月5万円を達成

という流れを踏めば、副業Webライターとして安定したスタートを切ることは充分可能です。

特別なスキルや資格がなくても、地道な積み上げと誠実な対応ができる人は、Webライターに向いています。

今「やってみたいかも」と思ったなら、その気持ちを大事にしてください。

クラウドソーシングに登録して、まず1件、案件に応募してみましょう。

小さな一歩が、あなたの人生を大きく変えるかもしれません。

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