クラウドソーシングと個人WEBライター、どちらが良いのか?

クラウドソーシングと個人WEBライターどちらを選ぶべき?アイキャッチ

WEBライターの外注を検討する際、インターネットで検索をすると「ランサーズ」や「クラウドワークス」といったクラウドソーシングサービスが上位に表示されるかと思います。

一方で、もう少し検索を深めてみたりSNSで「#ライター募集」などのハッシュタグを見てみたりすると、個人のWEBライターを見つけることができるでしょう。

それでは、クラウドソーシングと個人のWEBライター、どちらを利用するのが良いのでしょうか?

この記事では、クラウドソーシングと個人のWEBライター、それぞれのメリットとデメリットを解説しています。この記事を読めば、自社にあったWEBライターへの依頼のしかたがわかり、スムーズにプロジェクトを進めることができるでしょう。

なお、今すぐクラウドソーシングからWEBライターに依頼をしたい場合は、ランサーズのページからayatsumu代表 山下まあやに発注することが可能です。

目次

クラウドソーシングのメリット

クラウドソーシングサービスには多くのフリーランスの登録があり、利用している法人も少なくありません。スキルを持つ個人に仕事を依頼したい場合、クラウドソーシングは今や無視できない選択肢となっています。

(※2024年現在、クラウドソーシングサービス「ランサーズ」の登録者数は110万人を突破しています)

クラウドソーシングを利用するメリットは、主に下記の3つです。

  • 契約を結ぶ手間が省ける
  • すぐに仕事を発注できる
  • 他の発注者からの評価がわかるため優秀なWEBライターを見つけやすい

上記について、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

契約を結ぶ手間が省ける

クラウドソーシングサービスで仕事を発注する際、いちいち契約を結ぶ必要はありません。利用規約に業務委託契約の内容が含まれているためです。

そのため、WEBライターへの業務委託契約書の用意がない場合でも、会社の法務部で契約書を作成・確認する必要がないのです。

仕事を発注して受託されれば契約関係が成立し、発注者と受注者はクラウドソーシングの規約に則ってやりとりや成果物の納品をすることとなります。

なお、クラウドソーシングの規約で秘密保持契約はすでに結ばれていますが、さらに重ねて秘密保持契約を結ぶことを希望する場合、個別にNDAを締結することも可能です。

すぐに仕事を発注できる

契約を取り交わす必要がないため、依頼したいWEBライターが見つかれば最短即日で仕事を発注することができます。契約書を郵送し、返送を待つ必要はありません。

ただし、クラウドソーシングサービスでは仮払い(依頼者が報酬をサービス側に預けること)が完了してからでないと仕事に着手できないため、納品を急ぐ場合はスムーズに仮払いまで済ませる必要があることに注意が必要です。

仮払いについて――ランサーズより)

ランサーズの場合、仮払いの方法はクレジットカード・PayPal・銀行振込・後払い(※後払いサービスのご利用には、お申込み並びに審査が必要です)となっています。

他の発注者からの評価がわかるため優秀なWEBライターを見つけやすい

クラウドソーシングでは、WEBライターのそれまでの実績を見ることができます。

ランサーズより引用

納品件数や依頼への満足度のほか、個別の依頼に対する発注者からのコメントも表示されます。

ランサーズより引用

また、一定以上の実績のある受注者には、ランサーズでは「認定ランサー」、クラウドワークスでは「プロクラウドワーカー」などの称号が付与されるため、特に実力があり、信頼できるWEBライターを探すことが可能です。

クラウドソーシングのデメリット

クラウドソーシングサービスは便利な反面、デメリットもあります。そのため、クラウドソーシングの利用に慎重になっている企業も少なくないでしょう。

クラウドソーシングを利用するデメリットは、主に下記の4つです。

  • 登録が面倒・操作がわかりにくい
  • 手数料がかかる
  • WEBライターが飛ぶ(突然音信不通になる)可能性がある
  • 突然継続を断られる場合がある

上記について、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

登録が面倒・操作がわかりにくい

クラウドソーシングサービスは簡単に仕事を発注できるイメージがありますが、登録から発注までは案外手間がかかるものです。

まず、アカウントを作成したら本人確認や機密保持確認、電話確認などの各種確認が行われます。これらの確認は信頼できるクライアントの証明となるため、全てのチェックが付いていない場合、慎重なWEBライターからの応募が減ってしまう可能性があります。

ランサーズより引用

また、プロフィールの充実も大切です。法人の場合プロフィール画像は会社ロゴを使用するケースが多いようですが、プロフィール画像の登録、プロフィール文の記載もなるべく丁寧に行いましょう。プロフィールが無くどのような企業かわからない場合も、WEBライターからの応募が減ってしまう可能性があります。

仕事の発注のしかたは複数あり、(ランサーズの場合)プロジェクト方式、コンペ方式、タスク方式、直接依頼など仕事内容に合わせて発注ができるようになっています。しかし初めての依頼の場合、これらの違いや募集方法がわかりにくい・募集をしてみたけれど良いWEBライターを見つけられなかったというケースも少なくありません。

そのため、登録はしたもののプロフィールが白紙のまま、一度も発注をしていないというアカウントも多く見受けられます

手数料がかかる

クラウドソーシングの利用で最もネックとなるのが手数料の支払いです。

ランサーズの場合、クライアント側の手数料負担は契約金額の5.5%、受注者側の手数料負担は契約金額の16.5%となっています。(2024年2月現在)

https://www.lancers.jp/faq/A1034/936

契約金額の2割超が手数料として取られてしまうのは、決して無視できるコストではないでしょう。

また、発注者側が支払っている額に対して受注者側が実際に受け取る金額が低いため、仕事に対する意識も手取り報酬に応じた低い意識となってしまうWEBライターの存在も否定できません。

クラウドソーシングは、このようにクライアントとWEBライターの仕事に対する意識の差が生じやすい構造となっているということを念頭に置いておく必要があります。

WEBライターが飛ぶ(突然音信不通になる)可能性がある

クラウドソーシングサービスでしばしば起こるトラブルが、WEBライターが飛ぶ(突然音信不通になる)ということです。

これは直接契約でも起こり得るリスクですし、クラウドソーシングでも全てのWEBライターがそのように無責任だと言いたいわけではありません。

しかし、クラウドソーシングを利用している人の中には、簡単に仕事に応募ができるがゆえに安易な気持ちで取引を行い、仕事が自分の手に余ると判断したら音信不通になってしまうという人も残念ながらいるのが現実です。

そのような場合、企業側は取引をキャンセルし、泣き寝入りするしかありません。急いで代わりのWEBライターを探す必要にも駆られるでしょう。

飛ぶリスクの低いWEBライターをクラウドソーシングで探すには、過去の実績数や仕事の完了率を参照すると良いでしょう。

ランサーズより引用

このように多くの実績があり、完了率が高いWEBライターであれば飛ぶリスクは低いと考えられます。

突然継続を断られる場合がある

クラウドソーシングでは、継続契約を結ぶという行為が基本的にはなされないため、定期的に発注をお願いしていたWEBライターから突然継続を断られる場合があります。

これはWEBライターが悪いのではなく、依頼を受けても必ず応じなければならないわけではないというシステム上、発生し得るリスクです。

お仕事はあくまで単発の依頼の積み重ねですので、継続の口約束をしていても「今月の依頼内容はこちらです」とメッセージを送った後に「今月はお仕事をお引き受けできません」という返事が返ってきてしまう可能性があります。

良い関係を結べているWEBライターであれば、次月の依頼を受けられないことがわかった時点で事前にメッセージを送ってくれる場合もありますが、事前通告の義務はありません

その点、直接契約を結んでいるWEBライターであれば「契約解除の際は1ヶ月前に相手方に通告すること」といった内容を盛り込むことができるため、継続が困難になった場合は余裕を持って後任のWEBライターを探すことができます。

個人WEBライターのメリット

ここまでクラウドソーシングのメリット・デメリットを見てきましたが、それでは個人WEBライターではどうなのでしょうか?

個人WEBライターと直接契約するメリットは、主に下記の3つです。

  • 人となりを知ってから発注ができる
  • 契約書を交わすため安心して仕事を依頼できる
  • WEBライターが飛ぶ可能性が低い・飛んでも損害賠償請求ができる

上記について、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

人となりを知ってから発注ができる

まず、個人WEBライターと契約するメリットの一つ目が相手の人となりを知ってからお仕事を頼めるという点です。

ayatsumuのようにWEBサイトを構えているWEBライターであればそれまでの記事から人柄が見えてきますし、SNSで仕事を募集しているWEBライターであれば、日頃の投稿をチェックすることもできます。

(なお、ayatsumu代表 山下まあやのTwitter(現X)のアカウントはこちらです)

一緒に仕事をする相手、特に長くパートナーとして働いてもらいたい場合は、WEBライターとしての実力があることはもちろんですが、その上で気持ち良く仕事ができる相手を選びたいものでしょう。

WEBライターの個人的な側面は、クラウドソーシングからではなかなか見えてきにくいものです。

人として魅力があるか、SNSで炎上するリスクはないか、なんとなくでもその人のことを好きだと思えるかなど、人柄を重視したい方にとっては、個人WEBライターを選ぶメリットは大きいでしょう。

契約書を交わすため安心して仕事を依頼できる

クラウドソーシングでも依頼者・受注者は規約を守って仕事をする義務がありますが、個人WEBライターと仕事をする場合はきちんと契約書を交わすため、より法的な拘束力を意識して仕事にあたってもらえます

(必ずしもクラウドソーシングを利用しているWEBライターの規範意識が低いというわけではありませんが、利用規約をよく読まず、規約違反をしてしまう個人が少なくないこともまた事実です)

「契約書の用意が面倒」だという場合もご安心ください。ayatsumuでは弁護士監修の業務委託契約書の雛形をご用意しております。もちろん双方で協議の上、合意できる内容でのご契約をいたします。

なお、個人WEBライターに直接依頼をする場合に、契約書を交わさずに口約束だけで仕事を発注するのは双方にとってリスクが高い行為ですのでご注意ください。契約書を結ばないのであれば、クラウドソーシングを利用するほうが安全だといえるでしょう。

WEBライターが飛ぶ可能性が低い・飛んでも損害賠償請求ができる

クラウドソーシングの利用で懸念されるWEBライターが飛ぶ可能性ですが、個人WEBライターとの直接契約のほうが(体感ですが)飛ぶ可能性が低いように感じています。

なぜならきちんと契約書を結ぶため仕事のスタート地点から責任感を抱きやすい環境であることと、契約の定めによっては損害賠償請求も可能なためです。

ただし、契約書を盾にして無理な要求をしないようには気を付けましょう。WEBライター側も質の高い記事を納期までに納品しようと一生懸命に執筆をしてくれますが、予期せぬトラブルや、「実際に執筆してみたら思いのほかリサーチに時間がかかってしまった」などさまざまな事情が生じるかもしれません。

予定していた納期に間に合わない場合など、WEBライター側から困りごとがあれば気軽に相談してもらえる関係性を築くことや、万が一のために余裕を持ったスケジュールで納期を設定することなど、働きやすい環境を整えることが個人WEBライターと契約する際に大切なポイントのひとつです。

個人WEBライターのデメリット

個人WEBライターとの契約は人柄を知った上で仕事を依頼できたり、責任感を持って仕事に取り組んでもらいやすかったりといったメリットがあります。一方でデメリットはどうなのでしょうか?

個人WEBライターと直接契約するデメリットは、主に下記の2つです。

  • 契約を結んでから仕事を開始するため、最初は着手までに時間がかかる
  • WEBライターの実力がわかりにくい

上記について、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

契約を結んでから仕事を開始するため、最初は着手までに時間がかかる

個人WEBライターと直接契約をする場合、仕事に着手してもらう前に契約書を結ばなければなりません。

クラウドソーシングであれば最短即日で仕事を開始してもらえますが、個人WEBライターへ依頼する場合は、契約のフェーズを踏む必要があります

双方が契約書の内容を確認して合意する必要があり、書面での契約であれば郵送の手間もかかります。

そのため、最初の1案件目に着手してもらうのは、仕事の打診から1~2週間後が目安となるでしょう。

なお、電子契約であれば郵送にかかる時間を短縮することが可能です。ayatsumuも電子契約に対応しておりますので、お急ぎのご依頼の場合はご検討ください。

WEBライターの実力がわかりにくい

個人WEBライターへ仕事を依頼する際、ネックとなりやすいのがそのWEBライターの実力がわかりにくいということです。

クラウドソーシングでは過去の実績を見ることができるためある程度の実力が推測できますが、個人WEBライターの実績は自己申告となってしまいがちです。

ブログやnoteなどを公開しているWEBライターであればどのような記事を書いているか見ることもできますが、たとえばSNSで仕事を募集しているWEBライターの中には参考になる記事が無いケースもあるでしょう。

せっかく契約を結んだのに、書かせてみたら思ったよりも質が低かった」というミスマッチも起こり得ます。

(ayatsumuではそうしたミスマッチを防ぐため、サンプル記事を準備中です。少々お待ちくださいませ)

WEBライターをお探しならayatsumuにご相談ください

この記事では、クラウドソーシングと個人WEBライター、それぞれのメリット・デメリットを解説してきました。

どれくらい急ぎの案件なのか、どういったWEBライターを探しているのか、予算はいくらか、それぞれの案件によって、クラウドソーシングと個人WEBライターのどちらが適しているのか変わってくることでしょう。

ぜひ、この記事を参考に自社にあった形式でWEBライターを探してみてください。

ayatsumuではクラウドソーシングサービス「ランサーズ」でもお仕事を承っております

また、直接契約をご検討の方は、「料金表」をご覧の上「お問い合わせ」よりご連絡いただけますと幸いです。

実力のあるWEBライターをお探しなら、ayatsumuにご相談くださいませ。

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